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屋根修理コラム

補助金
2024年12月21日 [補助金]

屋根の塗装にかかる費用相場とは?安くする方法と費用が変わる要因

住宅を長持ちさせるために欠かせない「メンテナンス」。その中でも、屋根のメンテナンスは規模的にも大掛かりで費用もどれくらいかかるのか想像がつかないという方も多いでしょう。

そこで、屋根の塗装にかかる一般的な費用相場についてまとめました。また、安くする方法などもご紹介します。屋根のメンテナンスをご検討中の方は参考にしてください。

 
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屋根塗装費用の内訳は大きく分けて3つ

屋根塗装の費用の内訳としては主に「塗料代」「工事代」「足場代」の3つに分けられます。

(1)塗料代

塗料は、さまざまな種類があり、その種類によって費用も耐久年数(塗料がどのくらいの期間、雨風や太陽の紫外線などから外壁を保護できるかという年数)も変わってきます。一般的な耐久年数は以下のグラフの通りですが、最近では「ウレタン塗料」「シリコン塗料」「フッ素塗料」がよく採用されています。そのほかにも新たに「無機塗料」も注目されていますので、併せてご紹介しましょう。


ウレタン塗料

ウレタンはタイヤのゴムなどにも使用されている素材で、密着性や伸縮性が高く弾性を持っているため、塗装面にひび割れが起きにくい素材です。ウレタン塗料は、1uの平均単価相場が1,800円〜2,000円と安価なうえ、さまざまな素材に使うことができます。

耐久年数は約7年〜10年と比較的短いため、塗り替え時期が早くなりますが、ウレタン塗料は色の種類も豊富なので、定期的に色を変えて楽しみたいという方にはおすすめです。

シリコン塗料

屋根塗装や外壁塗装で最もよく使われているのがシリコン塗料です。気候の変化への対応力や汚れを弾く効果にも優れています。1u当たりの平均単価相場は2,300円〜2,500円、耐久年数が10年〜15年と、耐久性と価格のバランスが取れた塗料です。

フッ素塗料

フッ素塗料はフッ素樹脂を配合した塗料で、汚れや色あせにも強く耐久性や耐熱性に優れていることから、高層ビルや航空宇宙産業機器、フライパンなどの調理器具でも使われている素材です。耐久年数も10年〜20年と長いため、公共の建物の塗装などにもよく採用されています。平均単価相場は、1u当たり3,100円〜4,500円とやや高めで、塗り替え時にかかる費用は高額になるものの、塗り替えの頻度は少なく長く住み続ける住宅であればトータル的に最適な塗料と言えるでしょう。

無機塗料

有機物である合成樹脂を使って作られているので「有機塗料」に対し、ガラスや石、セラミックなどの「無機物」を主成分とした塗料が「無機塗料」で、最近注目を集めている塗料です。

無機物は紫外線などにさらされても劣化が起こりにくく、カビや苔の栄養分である有機物の含有量が少ないことからそれらが発生しにくく、耐久年数が20年〜25年とほかの塗料と比較しても圧倒的に長いという利点があります。

1u当たりの平均単価相場が4,000円〜5,000円と、かなり高額に感じますが、塗り替えの回数は少なくてすみます。

これらの塗料の中から、ヤネプロでは、お客様の建物にとって最適なご提案をさせて頂きます。

(2)工事代

屋根の塗装を行う際にかかる費用は、塗料以外にも工事にかかる費用があります。主なものは以下の通りです。

・高圧洗浄
・サッシ部分などへの養生
・廃材処理費

この他、屋根の劣化状態次第では、付帯塗装工事が必要な場合もあります。


(3)足場代

足場は、屋根塗装を行う際に安全に移動するために設置します。足場代は家の外周が理解できれば、計算できます。

まず、足場をかける足場架面積を足場架面積=(家の外周)×高さで計算します。

次に、足場費用と、飛散防止ネットの費用を当てはめて足場費用=足場架面積×(足場費用+飛散防止ネット費用)で計算すると、足場代の目安金額が算出されます。

屋根塗装費用が変わる要因とは?

屋根を塗装する際の費用は屋根の種類や造りによっても変わります。

屋根の面積で変わる

屋根の面積が広くなるほど塗料の量が多くなるため費用は高額になります。屋根の面積は図面が残っていれば、坪数で記載されています。「u」に換算するには坪数×3.31で計算しましょう。

屋根の造りが複雑

屋根が1階部分と2階部分で屋根が分かれていたり、屋根の凹凸があるなど、屋根の造りが複雑な場合は、養生シートや足場にかかる費用が増える可能性があります。

具体的な料金は、担当業者に確認しましょう。

急勾配な屋根は費用が高くなる

急勾配の屋根は落下事故防止などのために、通常よりも多く足場を組むことになり、その分足場代が高くなる可能性があります。

とくに積雪量が多い地域では、雪よけ対策で屋根が急勾配となっているのが一般的です。

ただ、積雪量の多い地域の場合、業者によっては追加費用が大きくかからないケースもあります。工事を進める前に屋根塗装を依頼する業者に確認しておきましょう。

屋根の種類によって変動

屋根の面積が同じ場合でも、その住宅がどんな屋根材(屋根に取り付けられる仕上げ材)を使用しているかによって塗装費用が変わってきます。一般的に使用されている屋根材は以下の通りです。

ジンカリウム鋼板(ガルバリウム鋼板)

ジンカリウム鋼板(ガルバリウム鋼板)は、金属鋼板をアルミニウム・亜鉛・シリコンでメッキしたもので、金属素材でありながらサビに強く、耐熱性や防水性、熱反射性などさまざまな魅力のある素材です。ジンカリウム鋼板とガルバリウム鋼板は配合量の違いだけで内容はほぼ同じもので、メンテナンス期間は約20年となっています。

石粒付ジンカリウム鋼板(石粒付ガルバリウム鋼板)

表面に石粒がコーティングされていて、傷が付きにくく紫外線やサビに強いのが特徴です。鋼板に直接雨が当たると大きな音が鳴りやすかったのを石粒が防ぎ、断熱効果にも優れています。耐用年数も30年〜50年と長いため、トータル的なコストパフォーマンスに優れています。

SGL鋼板(次世代ガルバリウム鋼板)

SGL鋼板は、ガルバリウム鋼板のめっき組成に新たにマグネシウムを追加した次世代ガルバリウム鋼板です。

マグネシウムの働きによってめっき層を強化したことで、ガルバリウム鋼板の3倍超の耐食性があり、耐用年数は、30年〜50年と長めですが、値段はガルバリウム鋼板に比べ高めになっています。

瓦屋根(セメント瓦・粘土瓦・陶器瓦)

瓦屋根は、耐火性や長持ちするのが特徴です。瓦には、「セメント瓦」「粘土瓦」「陶器瓦」の3種類があります。

「セメント瓦」は他の瓦に比べて耐用年数も30年〜40年と短めで、こまめなメンテナンスが必要ですが、ほかの瓦に比べるとやや安価です。

一方、「粘土瓦」の耐用年数は50年〜100年、「陶器瓦」は、50年〜60年で、セメント瓦よりやや高額になりますが、メンテナンスまでの期間が長くなっています。

スレート屋根(コロニアル・カラーベスト)

スレート屋根は、軽量で価格が安いのが特徴ですが、10年〜15年に1度メンテナンスが必要となります。

アスファルトシングル

アスファルトシングルとは、ガラス素材にアスファルトを塗装し、アクリル樹脂で固めたものです。軽量で耐震性や防水性にも優れています。一般的なメンテナンス期間の目安は10年〜15年ですが、商品によっては30年以上メンテナンスが必要ないものもあります。

地域による違い

屋根の塗装費用は、お住まいの地域の特徴や気候条件などによっても変動があります。どういった条件が費用を変えていくのでしょうか。

雨が多い

雨の多い地域は、防水効果が高い塗料や耐久年数が長い塗料を使用して雨から屋根を守る必要があるため、雨の少ない地域よりも費用が高くなってしまいます。

雪が多い

雪の多い地域は、屋根から雪が滑りやすい状態に保つことが重要です。板金屋根は劣化すると雪の滑りが悪くなるため、ウレタンシリコン樹脂のように潤滑性のある塗料を使うと良いでしょう。しかしその分塗装費用が上がってしまいます。

台風の被害が多い

台風が多い地域は、暴風雨でのダメージが強いため、塗装だけでなく修理も必要となるケースも多く、そうなると高額な修理費用がかかってしまいます。

海が近い

海が近い地域は、潮風の影響で金属屋根がさびやすくなります。さびを防ぐため、メンテナンスの周期はほかの地域より短くなります。

屋根の劣化の度合いで変わる

屋根の劣化具合は塗装費用を大きく左右します。しかし、すべてが塗装を必要とするわけではありません。どんな時に塗装が必要となるのでしょうか。

屋根全体がコケなどで汚れている

屋根がコケなどで汚れていると、美観を損なうだけでなく、屋根材の劣化や雨漏りなどの深刻な被害につながる可能性があります。そこで、屋根を守るために、コケをきれいに落としてから塗装をする必要があります。

築10年以上経過

築10年以上たつと屋根材の塗料がはがれてくる可能性があります。はがれが小さい範囲であれば部分的な補修で済みますが、広範囲になると塗装が必要となるでしょう。

築20年以上経過

築20年以上経過した住宅は、屋根の下地にある防水シートや野地板が劣化している可能性があります。そうなると、屋根の塗装だけでなく下地の交換も必要となり、費用も高額となるでしょう。

雨漏りしている

雨漏りの原因はさまざまで、すべての雨漏りに対し屋根の塗装で対応というわけにはいきません。雨漏りの原因によっては塗装だけでなく、新しい屋根材を張る葺き替え工事が必要な場合もあります。

屋根材のひび割れやズレ

屋根材のひび割れや部分的なズレや欠けであれば、屋根材の交換だけで対応できる場合があります。その場合、塗装は不要です。

屋根材が飛ばされている

強風により屋根材が飛ばされた場合は、その部分の屋根材を追加すれば良いので、塗装の必要はありません。

 
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屋根塗装費用を安く抑えるコツとは?

屋根の塗装費用をできるだけ安く抑えるためのコツがありますので、ご紹介します。

見積もりは複数の業者に依頼しよう

屋根の塗装は高額になるため、できるだけ費用を抑えたいところです。施工業者によっては工事の手法や料金が変わることもありますので、複数の業者に見積もりを依頼して、工程や料金を比較しましょう。可能ならば2〜3社の見積もりを取り寄せるようにしましょう。

外壁塗装と同時に行えば費用を少なくできる

屋根の塗装と外壁塗装を同じタイミングで行うと、足場代が1回で済むため費用を少なくできます。タイミングを合わせるのは難しいかもしれませんが、いずれ外壁もと考えるのであれば、屋根と外壁を同時に塗装できるタイミングで行いましょう。

火災保険が使えることも

台風や豪雨、積雪などの自然災害で屋根が傷んだ時、加入している火災保険によっては保険が適用されるケースがあります。ご自身が加入している火災保険をチェックしておきましょう。

塗装専門の企業に依頼する

直接、塗装専門の企業に依頼すると仲介手数料がかからない分、費用を抑えることができます。

住宅リフォーム支援制度を活用できる場合も

自治体によっては、住宅リフォーム支援として、屋根塗装の費用を補助してくれる制度もあります。適用条件、申請期間などは各地方公共団体によって異なりますので、活用を検討している場合は、事前に問い合わせてみましょう。

また、こういった補助金は原資がなくなり次第終了となることが多いので、年度の前半の補助金が残っている期間に工事するのがおすすめです。

屋根塗装を依頼する場合のポイント

屋根塗装を依頼する場合、確認が必要なものがあります。見積もりを確認する際に確認してほしいポイントを2つご紹介しましょう。

スレート屋根ならタスペーサーは必要

スレート屋根に必要な「タスペーサー」は、屋根材のあいだに挟んで隙間を作る道具です。タスペーサーを使わないと屋根材同士がくっついてしまい雨水の通り道がなくなり、屋根に水がたまって雨漏りを引き起こす原因になります。見積もりにタスペーサーが入っているかチェックしておきましょう。

見積もりは必ず塗り面積で出してもらうこと

屋根塗装にかかわる塗料、足場などの費用については、塗り面積をすべて「u」で計算します。見積もりも坪数ではなく塗り面積の「u」で出してもらいましょう。すべての見積もりの単位も「u」でそろえると比較しやすいです。

屋根塗装は自分でできる?

費用を抑えたいから、屋根塗装を自分で行いたいと考える方もいるかもしれません。しかし、屋根の塗装は高所での作業となり危険が伴います。足場の組み立ては資格保有者でないとできないなどの縛りもあります。ある程度費用がかかったとしても、安全管理を徹底して工事を行うプロの職人に任せるのが安心です。

おわりに

屋根の塗装費用は、それぞれの住宅によって条件や費用も変わってきます。工夫することで費用を安く抑えることもできるので、事前に確認し、プロに施工を任せましょう。

そろそろ塗装が必要では、と感じた時には、相見積もりを取って納得いく工事を進めていきましょう。

 
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