耐震実験
「重い屋根を変えたら本当に耐震性能は上がるの?」そんな疑問を解決するために、当社のお客様にご協力いただき、メーカーとタイアップして屋根の耐震実験を行いました。
リフォーム産業新聞に紹介されました!
2018年08月20日発行のリフォーム産業新聞(17面)に、当社がメーカーとタイアップして行った耐震実験がリフォーム産業新聞で紹介されました。
実験結果により、(1) 住宅の重量が軽くなったことにより、建物の耐力性能が上がった、(2) 地盤と建物の共振も減少した、(3) 60%壁充足率が上昇し、建物を支える力が強くなったという事が、考察として掲載されました。
実験結果により、(1) 住宅の重量が軽くなったことにより、建物の耐力性能が上がった、(2) 地盤と建物の共振も減少した、(3) 60%壁充足率が上昇し、建物を支える力が強くなったという事が、考察として掲載されました。
計測方法
ビイック株式会社の動的計測システム「動的耐震計測システム DYNAS」を使用し、実際に耐震性能の実験を行いました。
小型起振機のゆれを利用して建物に小さな地震を起こし、家がどのくらいの震度まで耐えられるか、具体的な数値を測定する計測法です。 建物を揺らすといっても、人間がようやく感じる震度1程度の微弱な地震なので、物が倒れたり、建物自体を傷つけたりすることのない、とても安全な調査方法です。 |
6か所の計測地点を設定し、小さな揺れを起こして計測する方法により、家全体を揺らさずに耐震の実験を行います。実際に大きな揺れを起こさなくても具体的な数値を図れるので安全です。 |
実証実験概要
在来軸組工法2階建の木造住宅(平成4年新築【築26年】)
延床面積/1F:70.38平方メートル 、2F:53.0平方メートル
延床面積/1F:70.38平方メートル 、2F:53.0平方メートル
既存瓦屋根
約50kg/平方メートル
※2018年4月5日
鋼板系軽量屋根(エコグラーニ)
約7kg/平方メートル
※2018年5月2日
今回の事例は1平方メートルあたり50kgの瓦屋根を、7kgのジンカリウム鋼板の屋根に替えたので、約7分の1の軽さになりました。この事から瓦の屋根はとても重い事がわかります。 |
建物の耐力性能
屋根の取替前後を比較すると、取替後は建物の固有振動数が上昇しています。 住宅の重量が軽くなったことによって建物の耐力性能が上がったことを示しています。 |
建物の揺れやすさ
軽い屋根への取替によって住宅南側計測値の固有振動数が5.5Hzから7.1Hzへと上昇したことから、地盤の固有振動数(3Hz)との離れが大きくなり2倍強に達しているため、地盤と建物の共振はない(揺れにくくなった)ものと考えられます。 |
建物を支える力
固有振動数を壁充足率に換算して考えると、2.02( 取替後)÷1.26( 取替前)=1.60となり、60%壁充足率が上昇したことから、その分建物を支える力が強くなったと考えられます。 |
実験の結果
軽い屋根の交換によって、
耐震性能が上昇したことが考えられます。
耐震性能が上昇したことが考えられます。
実験の結果、瓦を降ろして鋼板系軽量屋根に葺き替えた所、壁耐力性能が約60%向上した事がわかりました。建物の固有振動数が上昇した結果、地盤と建物の共振も減少し、建物が揺れにくくなりました。
屋根の軽量化により耐震性能は向上します!
屋根は家を守るという重要な役割を担っています。
屋根の軽量化による耐震性能向上効果を担保するには、より軽い屋根を使用することをお薦めします。
熊本地震や大阪北部地震でも瓦屋根の損壊被害が大きかったことから、既存住宅の耐震改修の際には、瓦屋根であればまずは軽量化を図ることが、耐震性能の向上はもちろん、住宅の劣化・維持管理対策にも効果が大きいと考えます。
屋根修理プロでは無料で屋根診断を行っております。現状の屋根の耐震性に不安のある方はぜひ一度ご相談ください。
ご相談・お見積りは無料です。お気軽にお問い合せください。
屋根の軽量化による耐震性能向上効果を担保するには、より軽い屋根を使用することをお薦めします。
熊本地震や大阪北部地震でも瓦屋根の損壊被害が大きかったことから、既存住宅の耐震改修の際には、瓦屋根であればまずは軽量化を図ることが、耐震性能の向上はもちろん、住宅の劣化・維持管理対策にも効果が大きいと考えます。
屋根修理プロでは無料で屋根診断を行っております。現状の屋根の耐震性に不安のある方はぜひ一度ご相談ください。
ご相談・お見積りは無料です。お気軽にお問い合せください。
こんな方はぜひ屋根修理プロにご相談ください!
|