[屋根修理]
2024年01月08日
放置すると怖い雨漏りとシロアリ被害の関係性
雨漏りしている家の修繕をしていると、シロアリを発見!
内壁を剥がすと雨水が侵食して腐った柱にシロアリが巣を作っていた。
なんて被害が見つかって、シロアリ被害の修繕費用が数百万円から一千万円程度と高額になるケースまであります。
雨漏りというと、「屋根裏や天井の木材が腐食するだけでは?」と皆さん思うはず、「なんでシロアリ?」と驚く方がほとんどです。
シロアリは木材を好み、湿気の多い場所に生息する生き物なので、雨漏りの湿気で菌が繁殖し木材を腐らせた住宅はシロアリの絶好の棲み処というわけなのです。
結果、絶好の棲み処を得たシロアリは爆発的に繁殖して増殖してしまいます。
シロアリが発生する原因の約80%は、雨漏りに起因していると言われています。雨漏りを発生させないことがシロアリを防ぐ唯一の方法です。
シロアリの被害が進行していくとどのような影響が住まいに出るのでしょうか?
シロアリは家の木材を食べるので、放っておくと建物の強度にも関わるほどの被害を受けることもあります。家の構造に重要な役割を果たす柱や梁が弱くなり、建物の強度が低下し、地震や台風などの自然災害が発生した際に、倒壊する可能性まで高まってしまいます。
シロアリ被害の前兆は?
●その1 床がきしむようになったり、扉が閉まりにくくなったりする
●その2 壁や柱を叩くと軽い音がする
●その3 家の周囲で羽アリやシロアリを見た
●その4 庭のウッドデッキなどが食われている
●その5 雨戸の建てつけが悪くなる
●その6 杭や塀がグラギラする
●その7 壁や柱を軽く叩いた時に空洞音がする
シロアリは特に床下や天井裏、壁など湿気のある暗い場所を好みます。そうした箇所の木材を食べられると内部に雨水が入ってしまい、壁紙や天井にしみが発生することがあります。
雨漏り予防とシロアリ予防をする方法
雨漏りの被害を抑えることがシロアリ被害を最小限に抑える大事なポイントとなります。
●その1 雨漏りの定期点検をしてもらう
天井にシミがないからと言って雨漏りしてないとは断定できません。屋根材のズレや割れ、変形など小さな劣化から雨漏りは始まります。素人が屋根に登って劣化具合を判断するのは危険ですしまず不可能です。ヤネプロでは無料点検を行っていますのでご活用下さい。
●その2 年に1回は床下点検をする
床下のシロアリ点検は自分で点検することも可能な場所です。湿気の多い場所を好んで生息するので床下や室内などの換気を小まめにして、湿気を逃がすことが効果的です。通気口の前が物で塞がっていないかはスグチェックできますね。
●その3 家の裏に木材やダンボール等、シロアリのエサを放置してませんか?
シロアリの好物ですので、放置しておくのは自らおびき寄せている事になります。すぐに片付けてください!
シロアリを発見した場合や雨漏りしている場合は、被害が拡大している恐れがありますのですぐに業者に相談してください。